今では、銀行や大手消費者金融のカードローンもコンビニATMを利用すれば、24時間いつでも必要な時にキャッシングすることが可能です。
深夜や早朝に現金が必要なものの、銀行口座から現金を引き出そうとしても営業時間外もしくは提携金融機関を経由しても借り入れできないといったことがあります。
しかし、カードローンであればコンビニATMといった提携ATMを利用すれば借り入れができ、ピンチを乗り切ることができます。
ただ、提携ATMを利用することで、時間外手数料が利用可能残高から差し引かれるだけでなく、その手数料に金利が掛けられ利息が発生するといったデメリットもあり、そのこと自体も一般的には知られはじめています。
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コンビニ返済ならコンビニATMを利用した借り入れのようにデメリットが生じないように感じることがあります。余裕があるときはコンビニ返済を利用すれば、繰り上げ返済となり翌月以降の利息も抑えられると考えてしまいます。
しかし、大手消費者金融ならコンビニのマルチメディア端末を利用することで、返済時の手数料を抑えて返済は可能なものの、銀行カードローンの場合はマルチメディア端末を利用した返済ができません。その結果、コンビニ返済することで実質的には無駄が多くなってしまいます。
例えば、銀行カードローンで平均的な上限金利14.5%が適用され、10万円を借り入れていた場合、1日当たりの利息は約40円です。銀行ATMから返済すれば、返済手数料はかからないものの、コンビニ返済の場合では108円もしくは216円がかかり約2.7倍から5.4倍の費用を無駄にしてしまいます。
1日待って、返済すれば68円や176円の節約ができるものの、コンビニ返済を頻繁に繰り返すことで、効率良く返済が行えず、結果として繰り上げ返済の効果を薄れさせてしまいます。
そのため、銀行カードローンについてはコンビニ返済による繰り上げ返済が妥当なものか、無駄に費用を発生させていないか慎重に判断する必要があります。一見するとコンビニ返済を利用し少しでも早く返済すれば良いと思うものの、実際には異なることには注意が必要です。
さらにコンビニ返済の場合、銀行カードローンを銀行ATMで返済するよりも最低返済額が高くなってしまいます。実際には高い金額で返済する方が翌月以降の利息を抑えられるものの、負担が大きくなってしまいます。
さらに、銀行ATMの場合、返済額も小さな金額単位で返済することができるものもあるため、家計収支の計画で少しでも余裕が生じ、1円単位での返済を行いたいという場合にはメリットがあります。
今ではコンビニ返済は効率良く返済ができるどころか、無駄や負担が増えるケースがあることを認識しておく必要があります。