カードローンの申し込みをする場合、気になるのはやはり、自分が審査に通るか否かという点ですよね。
ひと昔前まではこの審査は実はかなりの部分が審査する担当者の裁量次第とされていました。つまり、この人は大丈夫かなと担当者が思うかどうかが肝心だったのです。
スコアリングが導入される以前は、審査担当者が申込情報や信用情報を詳細にチェックして、審査の可否を判断していました。
カードローンのスコアリングによる審査とは一体どういったものなのか|消費者金融や銀行の比較をするならカードローンタイム
しかし現代ではそうした審査のやり方ではなくなっています。なぜなら来店不要のネットキャッシングも当たり前の時代ですから、申し込み者の顔を見たり心証によって審査結果を変えるなんて有り得ない状況だからといえます。
そこで大事になるのがスコアリングシステムなのです。つまり申し込み者の属性、職業や年齢に居住形態といった条件を数値化して、点数をつける形でカードローン審査を行うのです。
その点数が一定の基準に達していなければカードローン審査は通らないし、基準に達していればお金を貸してくれる、と非常にローン会社からしても分かりやすくなったのです。
そのスコアリングを取り入れたことによって、審査するのに要する人員は減らせますし時間短縮にも役立ち、スムーズなローン契約が可能となったといえます。
昔ながらのやり方では、本来なら返済能力がなく借りる事は出来ないはずの人でも、担当者の受ける印象などから借りる事が出来た結果、ローン返済は滞るという失敗例も多くあったでしょう。
しかしスコアリングシステムが導入されると、そうした失敗例を大幅に減らすことができたのです。このスコアリングは、過去にそのローン会社を利用した人の実績をもとに作成されていますので、そうなると有利なのは大手消費者金融ですね。
だからこそ大手消費者金融は審査スピードが早いのでしょう。
消費者金融 - Wikipedia
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そのスコアリングで点数が取れるためには職業など安定性が大切になってきます。住居形態では賃貸か持ち家かが分かれ目ですが、賃貸だとすぐに引っ越す可能性があるので、持ち家の方がローン審査には有利となります。
また、たとえ前年度の年収が高い職業でも、次の年には年収が落ちる可能性のあるような不安定な職種の場合はスコアリングでは不利となります。つまり最もスコアリングの視点から良い職業は公務員といえます。
審査の時に記載する全ての情報が、スコアリングには関係していると考えて良いのです。
もちろん、審査に提出する書類などに虚偽の申告などをするのは全くのNG行為ですので気をつけましょう。間違えた記載内容があってもわざとではないかと疑われたりしますので、注意して記入するのが大切ですね。
スコアリングの点数をあげるためにどうせバレる嘘をつくのは全く意味がありませんから、審査に通りたいのであればやめましょう。